エレベーター保守のコスト削減

(1) エレベーター保守のコスト構造

エレベーター保守費は、間接費(監視センターや会社拠点)、直接費(定期保守の人件費や機器修理代)で成り立っています。間接費は主に保守契約している物件からの発報・通報をうける監視センター人件費や営業所拠点・巡回車などの費用になり、直接費は緊急対応時や定期保守を実施する人件費や定期保守時に修理する機器の補修代となります。

また、POG契約(定期保守のみ)かフルメンテナンス契約(定期保守及び機器交換・取付け費用)によっても、価格は大きく異なります。

(2) エレベーター保守の業界について

エレベーター機器は三菱ビルテクノサービス・日立ビルシステム・東芝エレベータのメーカー3社が市場におけるシェアの大部分を占めています。保守業務に関しても、エレベーターを設置したメーカー系の保守企業がそのまま保守業務を受託する場合が一般的です。

一方、近年ではメーカー系とは一線を画す独立系保守企業も増えてきています。エレベーターの収益構造は、機器販売・設置のタイミングで利益を得るというよりも、設置後に物件取り壊しまで発生する保守業務にて利益を得るビジネスモデルとなっています。これまでメーカー系企業は利益確保のため保守費用を引き下げないケースが多くありましたが、独立系企業の台頭により、一定の価格競争を余儀なくされています。

(3) エレベーター保守のコスト削減のポイント

エレベーター保守の削減は弊社でも数多くのコスト削減の実績がございます。

エレベーター保守費は契約形態(POG契約及びフルメンテナンス契約)や付加条件(遠隔監視、停止回数や速度、積載量)などにより、適正価格が異なってきます。そのため、それぞれのエレベーターの契約形態や付加条件から適正価格を割り出すことがコスト削減のポイントとなります。また、メーカー系の保守企業は、開発コストや機器の倉庫代などの負担により、一般的には独立系の保守企業よりも適正価格が高くなる傾向にあるため、場合によっては独立系の保守企業へ切替を検討することも選択肢の一つとなります。

(事例)エレベーター保守年間契約の減額

サービス業A社削減前13,000千円→削減後1,1000千円(▲2,000千円、▲15%)
サービス業B社削減前8,900千円→削減後7,800千円(▲1,100千円、▲12%)
サービス業C社削減前8,500千円→削減後4,500千円(▲4,000千円、▲47%)

削減項目一覧

IT

  • システム開発費削減
  • ハードウェア費削減
  • ソフトウェア・ライセンス費削減
  • ハードウェア保守費削減
  • ソフトウェア保守費削減
  • SE保守費削減
  • データセンター費削減
  • クラウドサービス費削減
  • ネットワーク回線費削減
  • 基幹システム保守費削減
  • 調剤システム利用料削減
  • 顧客データシステム利用削減
  • マーケティング情報システム利用料削減
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物流

  • 輸配送費削減
  • 調達物流費削減
  • 社内物流費削減
  • 販売物流費削減
  • 荷役費削減
  • 流通加工費削減
  • 在庫維持費削減
  • ドライアイス代削減
  • 保管費削減
  • 倉庫賃料削減
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エネルギー

  • 井水メンテナンス
  • 電気設備保守費削減
  • デマンド監視装置料削減

営業

  • TVラジオCM代削減
  • 雑誌広告費削減
  • 折込チラシ印刷費削減
  • リーフレット印刷費削減
  • DM印刷費削減
  • ラベル印刷費削減
  • リスティング広告費削減
  • アフィリエイト広告費削減
  • 収納代行手数料削減
  • 口座振替手数料削減
  • 衛生レンタル費削減
  • リネンサプライ費削減
  • 衛生消耗品費削減
  • ロール紙削減
  • 植物メンテナンス削減
  • 標準値札・リボン削減
  • 文具伝票包装費削減
  • 払出伝票類・包装紙類・用度品削減
  • 紙幣計算機器保守費削減
  • 硬貨包装機器保守費削減
  • 食器洗浄機レンタル保守費削減

商品・サービス

  • ダンボール代削減
  • 包装資材費削減
  • ラベルシール代削減
  • 緩衝材費削減
  • 弁理士手数料削減
  • 年金管理手数料削減
  • 海外代理人手数料削減
  •  
  •  
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FAQ

よくあるご質問

  • コストの無料診断を詳しく教えてください。
    コストの無料診断は、クライアント企業様と秘密保持契約を締結後、以下のいずれかの方法により分析し、削減見込額を報告させていただくものです。
    ①総勘定元帳から、各コストを項目別×発注先別×拠点別(店舗別)に分類のうえ全般的なコストについて分析
    ②削減を希望するコストの契約書・請求明細から、取引先×単価×数量を把握し、個別に削減見込額を分析
  • コンサルティング契約はどのような契約内容になるのですか?
    コンサルティング契約はクライアント企業様と当社との包括契約となります。契約内容には、フィー体系やコンサル内容の規定をしております。具体的な内容については契約書のドラフト及び別紙「コンサルティングの進め方」にてご説明させていただきます。
  • 業者や貸主との交渉など、クライアント側担当者の作業(事務)負担は?
    コスト分析から削減手法の策定及び各業者や貸主との交渉は当社主導で実施いたします。(クライアントのご担当者様には同席をお願いしております)交渉の進め方は交渉前にクライアント様にご報告させていただき、ご了解の上で交渉に着手いたします。
  • コンサルフィーの条件は?
    コンサルフィーは削減が実現できた場合のみ発生いたします。
    1年間のコスト削減額の中からフィーが発生しますので、未来永劫フィーが発生するものではありません。