IP-VPN利用料のコスト削減について
(1) IP-VPN利用料のコスト構造
IP-VPN利用料のコストは、専用の広域IP通信網を介することになるため、アクセス回線の料金とIP-VPNの接続料金から構成されております。一般的なインターネット網とは別の閉鎖的な通信網を利用することになるため、その利用料は、インターネット回線を使用する「インターネットVPN」と比較すると、多少割高となる傾向にあります。
(2) IP-VPN業界について
IP-VPNのサービスは、2000年頃から市場を拡大してきました。2012年度の各社シェアは、NTTコミュニケーションズ45.3%、ソフトバンクテレコム17.1%、KDDI11.8%、その他25.9%となっております(富士キメラ総研調べ)。通信大手各社で、市場の4分の3程度を占めているものの、そのほかの事業者も多数存在しており、価格を含め、競争は激化している状況にあります。
(3) IP-VPN利用料のコスト削減のポイント
単純にコストのみを下げるのであれば、より安価なインターネットVPNに切替えることも選択肢の一つといえます。しかし、オープンなインターネット回線を使用することになるため、セキュリティの面と、通信品質の面ではIP-VPNと比較して、やや劣ることとなります。そのため、切替えるのであれば、利用の目的、漏洩した場合のリスク等を良く勘案する必要があります。
弊社のコスト削減コンサルティングでは、IP-VPN利用料の削減交渉を数多く実施して来ていることから、蓄積されたベンチマークをもとに、切替えることなく、適正価格までの引き下げを目指します。貴社におけるIP-VPN利用料単価の削減交渉を支援いたします。
(実績)IP-VPN利用料の弊社コスト削減実績
製造業A社 | 削減前2,100千円→削減後1,885千円(▲215千円、▲10%) |
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小売業B社 | 削減前1,700千円→削減後1,340千円(▲360千円、▲21%) |
飲食業C社 | 削減前1,200千円→削減後855千円(▲345千円、▲29%) |