防犯ゲート保守のコスト削減について
(1) 防犯ゲート保守のコスト構造
防犯ゲートは「万引き防止対策」の防犯として主に店舗などで使用する防犯機器の一つです。最近では介護施設や病院入退室管理の機器として利用されるケースも増えております。
防犯ゲート保守のコスト構造は人件費+直接物品費+間接管理費です。
保守料のほとんどは保守作業を行う作業員の工賃となっております。
(2) 防犯ゲート保守の業界について
防犯ゲート保守の業界は、防犯ゲートを開発、販売しているメーカーがそのまま保守を請け負うもしくはそのメーカーの代理店が保守を請け負うといったケースがほとんどです。
通常は設置台数により作業費の増減が発生する為、1台あたりの単価が設定されているのが通常ですが、中には設置台数に関係なく1拠点あたりの金額設定をされるケースもあります。
保守内容としては年数回の定期メンテナンスを年間固定料金で行う定期(通常)保守、機器の故障時毎に修理を行う緊急(スポット)保守の2種類があります。
定期保守がきちんと行われていれば、故障の回数も減少する為、トータルでの保守料金は抑えられることになります。
(3) 防犯ゲート保守のコスト削減のポイント
定期保守は、年間固定料金であることが多く、請求についても「年間保守料金○円」と一式計上される為、保守内容の詳細が不明となり実際の保守回数や料金が適正であるかの判断が難しく、ブラックボックス化してしまう傾向にあります。
弊社では(1)コスト構造にある保守回数や箇所、作業員の作業レベルまでを細かく分析し、保守料金が本当に適正な基準で行われているかどうかを判断いたします。また、作業にあたる作業員の作業レベル毎の適正時間単価を把握していますので、適正な人件費の割り出しを行うことが出来ます。
(事例)年間防犯ゲート保守契約の減額
小売業A社 | 削減前1,200千円→削減後1,020千円(▲180千円、▲15%) |
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小売業B社 | 削減前1,800千円→削減後1,560千円(▲240千円、▲13%) |
小売業C社 | 削減前3,300千円→削減後2,600千円(▲700千円、▲21%) |