空調保守のコスト削減について
(1) 空調保守のコスト構造
空調保守のコスト構造は人件費+直接物品費+間接管理費となっております。
保守にあたる作業員の工賃が大きな割合を占めており、定期交換部品等の費用は少なくなっております。障害の難易度によって対応する人の技術水準と携わる人数が異なり、実際にかかっているコストが把握し辛い傾向にあります。
(2) 空調保守の業界について
空調保守の業界は設置工事等も含めると5兆円を超える巨大な産業ですが、その多くは中小企業であり、国内市場の縮小(工場の海外への移転など)や委託側での業者選定の実施などから、業者間の価格競争は激化しております。
保守内容としては年数回の定期メンテナンスを固定料金で行う定期保守(空調を分解し全体を洗浄する分解洗浄等も含む)と、機器の故障時毎に修理を行う緊急保守の2種類があり、見積もり上は1台○円となっていることが多いです。
(3) 空調保守のコスト削減のポイント
空調保守のコストは保守会社側で契約当初に決定するが、見込みによって価格を決定する為、その算出根拠は不明瞭で契約上も明確になっていないケースが多く見られます。
その為、保守実績、発生頻度、対応人数、時間など現状の保守内容の調査分析を行い、現状の保守内容が適正であるかを把握することが重要です。
弊社では、現状保守内容の調査分析を行い、理論武装をした上で保守会社との交渉に臨むことで、コスト削減を実現いたします。
(事例)年間空調保守契約の減額
メーカーA社 | 削減前6,200千円→削減後5,500千円(▲700千円、▲11%) |
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サービス業B社 | 削減前7,800千円→削減後6,700千円(▲1,100千円、▲14%) |
飲食業C社 | 削減前9,200千円→削減後7,200千円(▲2,000千円、▲22%) |