銀行振込手数料のコスト削減について

(1) 銀行振込手数料のコスト構造
銀行振込手数料は、振込先、手続方法、振込金額、取引状況などによって異なります。
振込先には同一店、本支店、他行などがあり、手続き方法には窓口、ATM、インターネットなどがあります。振込金額については、3万円以上、3万円未満での分け方がされています。取引状況としては、口座の有無や取引の優遇があるかなどになります。
以上により決定された振込1件あたりの単価×件数が振込手数料のコストとなります。
(2) 銀行振込手数料の業界について
振込手数料について、一定期間内の所定回数内であれば他支店、他銀行宛でも振込手数料を無料としている銀行も出てきており、また、インターネット銀行などではこうした振込手数料を割安に設定しているケースも多く見られます。銀行振込手数料は、企業によっては小さくない金額になるため、銀行としても重要な収入になっています。
(3) 銀行振込手数料のコスト削減のポイント
銀行振込手数料を削減するためには、振込1件あたりの単価を引き下げるか、振込件数を減らす必要があります。必要最低限の振込を減らすことはできませんので、件数を減らすことで削減を行うことには限界があります。
そこで、振込手数料の単価を引き下げることが重要です。弊社では、数多くの支援実績から適正価格を把握しており、企業と銀行の取引状況をふまえた上で、交渉を行い、削減を実現いたします。
(事例)銀行振込手数料の減額
小売業A社 | 削減前14,000千円→削減後1,260千円(▲1,300千円、▲10%) |
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小売業B社 | 削減前4,000千円→削減後3,720千円(▲280千円、▲7%) |
建設業C社 | 削減前8,500千円→削減後4,000千円(▲4,500千円、▲53) |