DMのコスト削減について
(1) DMのコスト構造
DM費の構造は企画・デザイン、印刷、用紙、加工、発送費に分けられます。
企画・デザイン費は各社料金体系がばらばらです。印刷、用紙、加工代は使用する色数や用紙のサイズ、厚さや加工の方法などにより、かかるコストが変動します。
(2) DMの業界について
DMは、印刷物の業界に含まれますが、東日本大震災の影響による用紙代やインク代の高騰などの影響により、その市場規模は縮小傾向となっています。
また、近年のインターネットの普及による代替ネット広告の利用などをおこなう企業も増えており、DMそのものの利用率は低下傾向にあります。
繁閑状況や分野により他社のリソースを活用するケースが多く、会社間での代替可能性は高いですが、得意な分野やロットは各社異なります。
地域性の影響もあるコストで同じ発注物でも関東と関西では価格帯が違うといったケースも見られます。
(3) DMのコスト削減のポイント
企画・デザイン費は各社料金体系がばらばらで、その算出根拠は不明瞭なことが多いです。効果を意識するあまり費用の部分がおろそかになりがちで、どの項目にどの位の費用がかかっているかという部分がブラックボックス化してしまうケースが多くあります。(一式計上となっている場合は業者側で過剰計上しているケースなどもあります。)
発注部数(印刷部数)が多くなると1部あたりの単価が下がる傾向にあるため、発注ボリュームコントロールを行うことも有効な手段として挙げられます。
弊社では、企画・デザインに関する現状委託内容を調査分析し、あるべき価格への削減交渉を行います。また、数多くの支援実績から蓄積された印刷や用紙、加工などの各工程毎の適正価格データを基に、交渉を行い削減を実現いたします。
(事例)DM費契約の減額
教育サービス業A社 | 削減前18,000千円→削減後16,000千円(▲2,000千円、▲11%) |
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保険サービス業B社 | 削減前5,500千円→削減後4,600千円(▲900千円、▲16%) |
小売業C社 | 削減前7,000千円→削減後5,500千円(▲1,500千円、▲21%) |