プロパンガスのコスト削減について

(1) プロパンガスのコスト構造
プロパンガスのコスト構造は小売価格+卸売+輸入元売+輸入価格にて構成されておりますが、価格の構成比としては、小売価格が全体の65%以上を占めております。また、小売価格は人件費・配送費・減価償却費・保安経費・集金検針費・メーター経費、一般管理費等に構成されています。
(2) プロパンガスの業界について
プロパンガス業界は価格の不透明さによる『価格の高値安定』を続けてきた業界です。プロパンガス料金は、競争環境が不十分な都市ガスとは異なり、自由競争が可能な業界になっています。発注側からすると、プロパンガス販売店を選ぶことは自由ですが、建物施工時に施工会社がプロパンガス業者の選定まで行っているケースや、初めから発注業者が決まっている場合などが多くあります。
(3) プロパンガスのコスト削減のポイント
プロパンガスの発注業者に価格交渉をおこなうと「原油価格が高騰しているので、プロパンガス料金は下げられない」と回答する業者が非常に多くあります。しかし、コスト構造でも説明したとおり、プロパンガス料金の65%は小売価格によって構成されており、輸入価格は料金のわずか13%程度しか占めておりません。従って、原油価格が高騰していても価格の交渉には影響が少なく、削減交渉としては、あくまで小売価格の削減がポイントとなってきます。
プロパンガスは地域によっても価格が異なるため、各地域における最安値をベンチマーク単価とし、削減のポイントをおさえた上で、交渉することで大きな削減を実現することが可能です。弊社では過去実績として多くのプロパンガス業者と交渉しております。弊社実績におけるベンチマーク単価にて交渉することにより、最大限の削減額を実現いたします。
(事例)プロパンガスの減額
介護業A社 | 削減前20,000千円→削減後17,500千円(▲2,500千円、▲12%) |
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不動産業B社 | 削減前90,000千円→削減後65,000千円(▲2,500千円、▲28%) |
飲食店C社 | 削減前10,000千円→削減後7,000千円(▲3,000千円、▲30%) |
メーカーD社 | 削減前9,500千円→削減後8,000千円(▲1,500千円、▲16%) |