ガソリン代・軽油代のコスト削減について

(1) ガソリン代・軽油代のコスト構造
ガソリン代・軽油代のコスト構造は、給油単価×給油量となっております。ガソリンや軽油は、需要と供給の両面において政治的・経済的要因や為替変動の影響を受けやすい商品特性上、単価変動が激しいコストとなります。
(2) 燃料小売(ガソリンスタンド)業界について
自動車保有台数の減少、燃費性能の向上等により需要が減少傾向にあり、価格競争が激化していることや、規則改正により40年以上前に埋められた貯蓄用地下タンクの改修が義務づけられたことに伴う設備投資が必要となることから、今後も倒産・休廃業が増えていくものと思われます。コスト面では、競合他店が多い幹線道路等では価格競争激化に伴い単価が安く、競合他店がない地域では単価が高止まりする傾向があり、地域によって単価に大きなバラつきが見られるのが特徴です。
(3) ガソリン代・軽油代のコスト削減ポイント
地域によってバラつきがある給油単価について、安い地域の単価水準に合わせるような交渉の実施、または、平準的な給油単価を採用できる仕組みの導入により適正化を図ることがガソリン代・軽油代のコスト削減ポイントとなります。
(事例)ガソリン代・軽油代の減額
不動産業A社 | 年額18,000千円→年額15,400千円(▲2,600千円、▲14%) |
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建設業B社 | 年額12,500千円→年額11,500千円(▲1,000千円、▲ 8%) |
サービス業C社 | 年額7,500千円→年額6,700千円(▲800千円、▲11%) |