─夢は必ず叶う(前編)

#経営のすゝめ#経営

ウィザーズプラスの「経営のすゝめ」では、弊社代表の西澤が、経営・マネジメントに関する内容をテーマとして、日々思案し、実践している事柄を記しております。

私の社長室には、とあるメッセージを記した色紙を飾っています。

「夢は必ず叶う」という言葉です。

光陰矢の如し、10年間のサラリーマン生活を過ごした後、会社経営を早20年以上続けておりますが、「夢」というものを追い続けているからこそ、自分らしい人生を今も諦めずに歩むことが出来るのかな、と思います。


「夢」って何?

皆さんは、「夢」とはいったい何だろう、と考えたことはありますか?

「夢」の解釈に正解・不正解はありませんが、私は「夢」を
『生涯かけて追い続ける価値あるもの。結果はどうあれ、追うことに後悔なく、追わなかったことを後悔するもの』と捉えています。

人はそれぞれ固有の価値観矜持を持っており、「これが好きだからやりたい」「あれは嫌いだからやりたくない」という直感的な感覚が「夢の原動力」となるのではないでしょうか。

『近頃の若者は夢がない』と、先達の方々の嘆きを昔からよく耳にしますが、昔の若者は夢があって今の若者に夢はないのかという話になると、「本当かな?」と正直思います。

古今東西、どの様な時代であっても、人が思い思いの「夢」を馳せることに変わりはありません。

人々が暮らす環境や慣習の違いにより、「夢」の中身は千差万別ですが、今の時代だから「夢」が描けない、ということは決してないと思います。


子供の頃に描いた「夢」

子供の頃を思い出してください。

学校の先生から『貴方の夢について、作文を書いて発表してください』という宿題が出たとき、皆さんが一様に書き出すのが「何になりたいか」、その中でも「どんな仕事に就きたいか」という、憧れの人や仕事を漠然とイメージした「夢」が大半だと思います。

野球選手、サッカー選手になりたい、ミュージシャン、漫画家や作家になりたい、あるいは、学校の先生やお医者さんになりたい、と心躍らせ「夢」について語ったことでしょう。

拙いかもしれませんが、子どもの頃の夢というのは制約がありません。

自分がなりたい姿を堂々と掲げられる。
ここに、どんな時代、どんな世代でも「夢」を描いて歩んでいけるヒントがあるのでは、と私は考えています。


いまから描く「夢」

個々人の価値観に基づく直感的な感覚が「夢の原動力」である、と冒頭お話しましたが、逆に我々大人にとって「夢」の足枷となるものは一体何なのでしょうか。

「夢」の足枷は、自分らしく生きること(時に、弱い自分を受け入れること)に無関心な状態が長く続き、実りある人生を「いま・ここ」で歩むことを放棄した時に起こります。

「やるべきこと」「やりたいこと」を自ら考え行動する「夢の原動力」が減退し、「やりたくない」「やれない」言い訳ばかりが自己増幅してしまいます。

「夢」の内容はどうあれ、子供達が心に描いたままの憧れを掲げることができるのは、自分自身への言い訳が存在しない、無垢な状態だからです。 私はその無垢な気持ちこそが大切で、そこに立ち返っていくことが「夢」への第一歩であると思います。


我が社にとっての「夢」

我が社の描く「夢」の話しですが、大きな枠組みとして「パーパス(我々の夢)※」の実現が最上位の目標となります。また、パーパスを全社の普遍的な価値基準にするため、設立当初から変わることない経営理念(ミッション、ビジョン、バリュー)の浸透に日々取り組んでいます。


※我々の夢(Purpose Of Wizardz)

『働く誰もが幸せな百年企業を育てるために』
私たちは、限りある経営資源を最大化し、激動する環境に適応する組織文化をお客様や社会と共に創ります


パーパスは、会社経営の意思と行動の指針であり、自社が今日どういう存在で、今後何をしたいのかを社内外に向けて語るものです。予測不能な変化の激しいVUCA※の時代に、未来志向で組織を舵取りするには、トップがパーパスを自ら創り、自社の未来に責任を持つ必要があります。

※VUCA…Volatility(変動性)Uncertainty(不確実性)Complexity(複雑性)Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字を取った言葉で、目まぐるしく変化する予測困難な状況を意味した言葉

経営者が自身の思いを自分の言葉で語るからこそ、決して揺らぐことのない強いメッセージとなる。結果として、全社で追い続けることのできる「夢」となるのではないでしょうか。

パーパスの話しに加えて、我が社の描く「夢」についてもう一つ挙げるとすると、「どんな小さなことでもいいから、No.1になる」ということを掲げています。

2009年の創業期より展開している「コスト削減コンサルティング」の事業領域において、我々はその「夢」をもとに進み、一定の知名度とポジションに築くことができました。

しかしながら、過去の実績や成功に縋ってはいられません。

昨今、我が社を取り巻く外部環境変化のスピードは想定以上に早く、「新たに小さなNo.1」を探り当て、勝ち取る必要があります。そのために、「やらないことを決める」「やることを絞りこむ」。この二つの意思決定を優先し、差別化・集中戦略を速やかに実践しなければなりません。

我が社にとっての「夢」の追求はこれからもまだまだ続きます。

「足元にあるとても小さなNo.1」を目指すことからはじまり、「誰かのためになる少し大きなNo.1」、そして「仲間と奏でるもっと大きなNo.1」に繋げていきたい。

経営者自身が率先して「夢」を描き、全員経営で一歩ずつ確実に「夢」を叶えるために。

小さな複数のNo.1がきっと大きな塊、大きな財産になる、と私はそう信じています。

(後編)に続く

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