問題を解決する

#経営

「これからの問題解決のスキルを磨くにはどうすればいいのか?何が必要か?」

このような問いへの解決策のひとつが、現代の学校教育の現場では実践されています。それは2012年度から始まっている中学の「家庭技術」での「プログラムによる計測・制御」の必修化です。

これは今後プログラミングや、それを用いた自動化・効率化が社会で活躍するために重要な技術となることや、人手不足が続くIT技術者を増やそうといった狙いから始められたもの。また早い段階でプログラミング言語を学ぶことで、論理的な思考力や問題解決能力を磨く効果があるといわれています。学校教育の現場ではその効果を重視し、今後は小学校でも必修化に向けた動きが始まっているそうです。

問題解決のスキルを磨こう

未来を担う子供たちは早いうちから次代のスキルを学ぶことで、論理的思考能力や問題解決力を磨いています。でもすでに社会で活躍している大人たちはどうでしょう?

ビジネスにおける問題解決能力というのは、経験や知識によって培われていくもの。でも逆にその経験や知識が邪魔をして、柔軟な思考力で問題を解決に導くことを難しくしている場合も多いようです。

問題を解決するためにまず必要なのはその本質を見極めること。そしてその原因を探り、どうして問題が発生するのかを明らかにする必要があります。

つぎに解決の方法を検討します。これまでの経験を活かすことも必要ですし、問題解決のためのスキーム(仕組み)を知ることも重要。そのメリットとデメリットをはかり、どの方法がもっとも良いのかを選択します。

方法が決まったら、つぎは具体的な戦略の立案です。実行の時期や担当部門、財務計画など、問題を解決に導く実現可能な戦略プランを立てることが重要になります。

プランを立案したらいよいよその実践。プラン通りに実践することも重要ですが、その結果を精査するためのフィードバック態勢も重要。成果が期待通りに行かない場合には、プランの見直し・改善なども検討する必要があります。

問題解決のスキームというのは一般的にこのようなものになります。でもなかにはこうしたスキームを社内だけで実践するのが難しい場合もあるかもしれません。

そのような場合に相談に応じるのがコンサルタントの仕事。コンサルタントに依頼するメリットは、客観的な第三者としての視点で、社内からは見えにくい問題点を見つけられることです。また問題解決の方法論をよく知り、その活用にも熟練しているため、より適切で実践的な戦略プランを立案することができます。

社内で問題の解決に取り組むにしても、コンサルタントに相談するにしても、もっとも大切なのは解決への固い意志。会社を成長させたい!業績を伸ばしたい!という強い決意なくしては、問題を解決へと導くことはできないのです。

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