利益創造・成長コンサルティング 導入インタビュー|株式会社JOYKU

#インタビュー#M&A

株式会社JOYKU 代表取締役 廻 寿一様

自社の今後の事業展開を見据えたM&A

会社名株式会社JOYKU
事業内容保育、介護に関わる仕事のセレクトアプリ「Joyku(ジョイク)」の運営
保育園、学童保育施設の採用・集客支援
移動型託児サービスの展開
代表者名株式会社JOYKU 代表取締役 廻 寿一
HPhttps://joyku.co.jp/

全国の保育園や学童保育施設と、自分のライフスタイルに合わせて働きたい保育士や看護師などを、アプリ上で求人マッチングするサービス「Joyku(ジョイク)」の運営と、採用や集客支援を行う株式会社JOYKU。

2021年から約2年運営していた保育園とダンススクールの事業譲渡に至った経緯と、弊社グループ会社である、エムエーウェルフェアとのパートナーシップについて、代表取締役の廻 寿一様に語っていただきました。

目次

保育園や、学童保育施設が抱える大きな課題

現在は、人手不足でお困りの保育園や学童保育施設に向けて、自分のライフスタイルに合わせて働きたい保育士、看護師、栄養士、調理師の方をアプリ上で求人マッチングするサービスを運営しています。

保育・医療・介護に関わる私のお仕事セレクトアプリ

【Joyku】=助(ジョ)+育(イク)
ジョイクとワーカーさんがお仕事を通して子どもたちの育みを助け、社会の育みをサポートするという意味が込められています。

https://web.joyku.jp

保育士さんは全国に約160万人いるんです。その内、約100万人が潜在保育士と言われる、資格を持っていても条件面などの理由で働けない方です。

その背景には「自分のライフスタイルに合わせて働きたい」という求職者のニーズがあり、「家の近くで働きたい」、「1日4時間だけ働きたい」、「週3日だけ働きたい」といったニーズが隠れています。

採用にマーケティングが必要だと言われるくらい、目まぐるしく動く採用市場において、求職者のニーズを知ることは非常に重要なことです。

近い将来、保育施設の供給が、利用児童数を上回り、施設の数は縮小していきます。保育施設はあらゆる面で高い質が求められるようになっていくので、人材の確保は非常に重要なポイントといえます。

保育業界の大きな課題に取り組むべく、事業譲渡を

JOYKUではアプリの開発、運営といったIT事業の他にも、保育施設の経営支援や運営支援も行っております。「選ばれる保育施設」になるためにはマーケティングが必要で、ユーザーのニーズを知ることが大切です。

そのニーズに応えるべく、2021年から、保育園とダンススクールを運営することにしました。保護者の方の声に「保育園に迎えに行って、そのまま習い事に連れて行って、というのが大変」という声がありました。保育園の中で、そのまま習い事ができれば嬉しい、という保護者のニーズを汲みとった取り組みです。

そして約2年間、IT事業と保育事業の2軸で経営していましたが、保育の最も大きな課題である人材不足の解消に注力すべく、保育園とダンススクールの事業譲渡を考え、保育事業に特化したM&Aを行うエムエーウェルフェアさんと出会い、ご支援をお願いすることにしました。

保育業界への知見と、スピード感のあるコミュニケーション

エムエーウェルフェアさんとの出会いはGoogleの検索でした。

調べて何社か問い合わせをしたところ、保育事業専門でM&Aの支援を行われていて、保育事業をよく理解されているところ、知識と経験、そして対話をした時に保育事業に特化したコミュニケーションをされているな、と感じたのでお願いすることに決めました。

今回のM&Aは、本業のIT事業との兼ね合いもあり、スピード感を持って行いたいという希望を伝えました。その希望を充分に汲んでいただき、今回のようなケースにおいては半年ほどの時間がかかると聞いていましたが、結果として半分ほどの約3か月の期間で完了したので、非常にありがたかったです。

スピード感のあるコミュニケーションで信頼感を覚えた

スピード感の大きな理由のひとつはコミュニケーションにあったと感じています。

実は私の会社ではメールを推奨していないため、ほとんど使っていません。そこで「Slack」や「Chatwork」「LINE」といったスピーディーにコミュニケーションが取れるツールでのやり取りを希望し、受け入れていただきました。
エムエーウェルフェアさんの担当の方とは少なくとも、週1回以上のやり取りをしていました。何かあれば「Slack」でやり取りし、レスポンスもすごく速く、ラリーがスムーズに進んでいったのが非常に印象に残っています。

私はITを事業としているので「Slack」などのツールの扱いには慣れていますが、当然慣れていない方もいらっしゃいます。中には紙の書類でのやり取りを希望される方もいらっしゃるそうで、クライアントの希望に柔軟に対応する姿勢にも信頼を感じました。

将来性を踏まえた事業計画の策定

「事業価値の部分でも、将来性を見せるにはどうしたら良いのか」というポイントや、事業計画のこの部分を教えてください、という明確な依頼やアドバイスをしてくださいました。

その結果、買い手企業には、売上や利益だけではない、将来性の部分をしっかり見ていただき、事業価値を感じ、理解してもらうことができました。

また、保護者のニーズを汲みとった取り組みである「保育園の中で習い事」を、という部分もスタイルを変えず継承ができました。園児と保護者の方々、従業員の方々はそのまま継続して保育園と関わるので、その部分もきちんとご理解いただくことができ、非常に満足のいく事業承継となりました。

M&Aは、日本経済が成長する一つの要素

これからM&A、事業承継がパブリックになって、メジャーになっていくことが日本経済が成長するひとつの要素になるかと思っています。

また、M&Aが新興企業のスタートアップ時や事業拡大時のひとつの選択肢になってくると思いますし、歴史ある企業も、M&Aが事業展開におけるひとつの選択肢としてあれば色々な可能性が開けてくると思いますので、もっともっとM&Aを認識し、理解するということが大切だと思います。

M&Aは、「乗っ取られる」みたいな怖いイメージがまだまだ日本にはあるかと思います。ひとつの経済サイクルとして捉え、お互いにメリットになるようなことがあれば、M&Aが良い経済モデルになるはずです。

今回、エムエーウェルフェアさんにお手伝いいただいた事業承継支援は、社会の大きな課題を解決できるサービスだということを知ってもらって、もっと多くの企業に使って欲しいです。

今回の事業承継は、弊社の今後の事業展開において、大きな前進となりました。お手伝いいただいたエムエーウェルフェアさんには感謝しかありません。

JOYKU様、この度はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

取材日時2024年2月
取材・制作中丸 哲哉
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