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業務改善の考え方

(2) 調達部門の場合

売上原価にあたる原材料や部品、加工などの調達部門は、企業の利益に直結することから、日々原価低減に取組んでいる企業が大半です。調達部門の業務改善における分かりやすい指標は「いかに安く調達できるか」でありますが、単に調達先(場合によっては下請企業)と価格交渉を行うだけでは原価低減は限定的となります。以下に弊社における調達部門の業務改善の一例をご説明させて頂きます。

① 原価情報を集約する

調達と一言でいっても、場合によっては工場などの拠点ごと、もしくは製品ごとにそれぞれ各担当者が調達先と価格交渉を行っているケースの場合、まずは点在、分散している全ての調達品目の価格情報など集約いたします。集約した情報を統合し、分析するだけでも「一物二価になっている」「発注量が多くなってもボリュームディスカウントが無い」などの問題点をあぶりだすことが可能です。併せて他社単価の調査分析を行うことで、仕入原価の最適化を図るための施策を実行いたします。

<施策の一例>

② 調達プロセスを再構築する

調達部門における「価格交渉、価格の決定」などのプロセスを中心にヒアリングなどを中心とした現状分析を行ったうえで、調達プロセス全体を再構築いたします。特に各プロセスにおける管理ツールなどに着目して調査し、調達プロセスの他社事例などを踏まえ、ツールの整備などを実行いたします。

新たな調達プロセス実行にあたっては、限定的なテスト(試行)を実施し、調達プロセスを完成させるとともに、新たな調達プロセスの定着を図るため、定期的(月1回程度)のモニタリングを実施いたします。PDCAサイクルにより随時改善を図ることで、調達部門のチーム力を飛躍的に向上させることが可能となります。

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