業務プロセスと組織風土

#業務改善

2020年の東京オリンピック開催に向け、国立競技場の解体が始まりました。これから2019年3月に完成予定の新国立競技場の建設がはじまり、五輪開催のシンボルとして人々の注目を集めるのではないかと思います。

日本ヒューレット・パッカード執行役員の山口氏によると、東京で五輪が開催される2020年の企業像は、業務環境のバーチャル化が進み、必要なデータを見極める力が必要とされるとのこと。また、人口構成の劇的な変化から生じるビジネスチャンスをつかむことが躍進のポイントであるとしています。

HPではグローバルIT企業へと変革するため、まずは業務プロセスの標準化と集約化を進め、成功を収めてきました。その成功の秘訣は、業務プロセスを変革する際に生じるさまざまなフラストレーションを乗り越えるための強いリーダーシップにあるとしています。

まずは組織風土改革からはじめよう

業務プロセスの改革とは、日々の業務プロセスを分析して、無駄を省いた形で再設計することです。そのためまずは現行の業務プロセスを可視化し、無駄を見つけることからはじめることになります。

とはいえ現場にはやりやすい方向に流れてしまうといった傾向があり、長年の慣習もあるため、何が問題なのかを見つけることすらできない場合もあるようです。

改革が進まない企業の特徴としては、現場に「やらされている」という意識があるため、常に指示待ちの状態に陥っているという点があげられます。ただ指示を受けて動くだけなので問題の意味に気付くことができず、反発ばかりが生じてしまうのです。これでは、現場も経営側も不幸になるばかりですよね。

自発的に問題点を発見し、見直しをはかり、改革していく、そのようにプロセス改善を循環継続的に実施するには、現場の社員一人ひとりが主体的に動くことで改善につなげる必要があります。

社員の自発的な取り組みを促すには、強いリーダーシップのもとで問題意識や目的意思を共有できる組織風土を築くことが重要です。

企業内部で改革が行われる際には必ずなんらかの軋轢が生じるもの。とくに社員が「やらされている」と感じ、自発的に動かないのでは改革は進みません。トップダウンで強制的に動かすのではなく、社員の自発的な行動を促す協働型あるいは支援型のリーダーシップが必要となります。

利益アップのために業務プロセスを見直す!というお題を提示するだけでなく、現場が意見を出しやすく、動きやすい環境へと組織風土を改革する。それがリーダーとしての責務なのではないでしょうか。

Contact

お問い合わせ

サービス内容や事例・実績など気になる点をお気軽にお問い合わせください。

FAQ

よくあるご質問

  • コストの無料診断を詳しく教えてください。
    コストの無料診断は、クライアント企業様と秘密保持契約を締結後、以下のいずれかの方法により分析し、削減見込額を報告させていただくものです。
    ①総勘定元帳から、各コストを項目別×発注先別×拠点別(店舗別)に分類のうえ全般的なコストについて分析
    ②削減を希望するコストの契約書・請求明細から、取引先×単価×数量を把握し、個別に削減見込額を分析
  • コンサルティング契約はどのような契約内容になるのですか?
    コンサルティング契約はクライアント企業様と当社との包括契約となります。契約内容には、フィー体系やコンサル内容の規定をしております。具体的な内容については契約書のドラフト及び別紙「コンサルティングの進め方」にてご説明させていただきます。
  • 業者や貸主との交渉など、クライアント側担当者の作業(事務)負担は?
    コスト分析から削減手法の策定及び各業者や貸主との交渉は当社主導で実施いたします。(クライアントのご担当者様には同席をお願いしております)交渉の進め方は交渉前にクライアント様にご報告させていただき、ご了解の上で交渉に着手いたします。
  • コンサルフィーの条件は?
    コンサルフィーは削減が実現できた場合のみ発生いたします。
    1年間のコスト削減額の中からフィーが発生しますので、未来永劫フィーが発生するものではありません。