戦略的アウトソーシング

#業務改善

コスト削減など、事業改革の一手法として、アウトソーソングを選択する場合があります。最近よく耳にする「BTO」というのも、アウトソーシングの手法を示す言葉。いま、BTOと呼ばれる先進的なアウトソーシングサービスにより、業務改善を実現している企業が増えています。

業務改善のためのBTO

一般的に「BTO」といえば、製造業やメーカーでの「受注生産」を示す「build to order」のことです。このシステムはIT技術を駆使したSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)の導入により広く普及しています。BTOと製造のアウトソーシングにより、PCの直販モデルを構築したデル・コンピューターの成功譚は有名ですね。

今回、ご紹介するのは、アウトソーシングのより洗練された手法として、近年注目を集めている「BTO」。ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング(business transformation outsourcing)です。

ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシングとは、業務プロセスを外部に委託するだけの部分的なアウトソーシングではなく、業務の改革や再構築をアウトソーシングし、収益性の向上を目指すというもの。BTOサービスを利用することで、外部の業務改善実務者や経営戦略専門家のもつノウハウを活用し、自社の変革に役立てることができます。

BTOで実施されるのは、経営戦略の見直しや業務プロセスの再構築、情報処理運用の効率化、資金調達など、多岐にわたるもの。このように、さまざまな側面からのサポート態勢が必要とされるため、コンサルティング会社やIT企業などがBTOを請け負う業者として活躍しています。

欧米市場でBTOサービスを提供しているアクセンチュア株式会社は、日本市場でのサービス展開にも力を注いでいます。同社では、「これまでアウトソーシングというと、コスト削減を目的としたコールセンターの業務委託などが多かったが、これからは、クレームがなくなり、コールセンターの縮小を図ることができるような仕組みを作るためのもの」としています。

このように、アウトソーシングという手法を最大限にまで高めたBTOですが、明確な成果をあげるためには、委託する業者の選択やその運用にあたって注意も必要です。市場について知識を有しているかどうか、パートナーシップを築くことのできる相手であるかどうかなど、事前のチェックを怠らないようにしたいものです。

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FAQ

よくあるご質問

  • コストの無料診断を詳しく教えてください。
    コストの無料診断は、クライアント企業様と秘密保持契約を締結後、以下のいずれかの方法により分析し、削減見込額を報告させていただくものです。
    ①総勘定元帳から、各コストを項目別×発注先別×拠点別(店舗別)に分類のうえ全般的なコストについて分析
    ②削減を希望するコストの契約書・請求明細から、取引先×単価×数量を把握し、個別に削減見込額を分析
  • コンサルティング契約はどのような契約内容になるのですか?
    コンサルティング契約はクライアント企業様と当社との包括契約となります。契約内容には、フィー体系やコンサル内容の規定をしております。具体的な内容については契約書のドラフト及び別紙「コンサルティングの進め方」にてご説明させていただきます。
  • 業者や貸主との交渉など、クライアント側担当者の作業(事務)負担は?
    コスト分析から削減手法の策定及び各業者や貸主との交渉は当社主導で実施いたします。(クライアントのご担当者様には同席をお願いしております)交渉の進め方は交渉前にクライアント様にご報告させていただき、ご了解の上で交渉に着手いたします。
  • コンサルフィーの条件は?
    コンサルフィーは削減が実現できた場合のみ発生いたします。
    1年間のコスト削減額の中からフィーが発生しますので、未来永劫フィーが発生するものではありません。