予算管理とは

#会計#経営管理部門

予算管理とは今日の企業活動の根幹ともいえる重要な作業です。予算と実際に要した費用を照らし合わせる事で、企業をコントロールするための多くの様々な情報を得ることができます。予算管理には非常に多くの利点がありますが、予算管理をどのように活用すればよいのか、十分に活かし切れていないと感じている企業もあるのではないでしょうか。

企業は事業計画の企画・立案をしてから、その計画にそって事業推進を図ります。やみくもに突き進んだり、無計画のまま動いたりするのでは目標達成は困難です。事業計画通りに遂行するための準備は、目標達成のために必要不可欠であり、方向性を位置づけるためにも大切なことであると言えます。

まずは動き出す前に、売り上げの達成などについて目標を数値化します。目標達成のための予算計画を組み込むことで、やらなければならないことなども明確化されます。そして、業績を数値上でリアルタイムに把握・分析できるような予算管理をすることにより、目標を見失うことなく達成に至るようにコントロールしていけるのです。もちろん、途中で計画とズレが生じた場合は、見直しが必要になるでしょう。また、目標を達成できなかった時は、不成功に終わった原因の検証にも役立ちます。

このように、予算を計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)していく「PDCAサイクル」は予算管理の基本です。ほとんどの企業において予算管理は実施されており、PDCAサイクルの中でも、予算計画(Plan)は最も重要なものと考えられています。

多くの企業は予算計画を1年単位で組んでいます。1年間でどのような業務を行っていくのか、そして、事業の達成度を測る基準も設けます。また、単年ではなく、数年単位で組む中長期計画は、将来企業が向かうべき経営ビションの方向性を決める総合的な計画です。

予算を編成する3つの手法があります。

  • トップダウン方式:経営陣が主導権を握り、あらかじめ策定した予算を末端の各部門へ分配・徹底させる方式です。
  • ボトムアップ方式:末端の各部門がそれぞれ予算を作成し、積み上げていく方式です。
  • トップダウン&ボトムアップ方式:トップダウン予算とボトムアップ予算を照らし合わせて、最終的な調整を行い策定する方式です。

日本の企業では、トップダウン&ボトムアップ方式の採用が最も多いですね。予算計画は作成して終わりではありません。企業をコントロールし、目標達成へ導くためにも予算管理は必要なのです。

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