組織改善と風土づくり

#組織改革

他社の組織改善成功例を用いて、自社に取り入れたとしても、かえって混乱を招き、失敗するケースが多く見られます。その原因は組織風土です。優れた手段、秀でた方式を受け入れられる、企業風土がなければ、成功へと導くことは難しいものです。

つまり、「その方法を活用して組織を良くしよう」との思いがなければできません。また、優れた改善方式を導入した時に発生する問題に対しても、見直せるような風土づくりがまず必要なのです。

良い風土とは、コミュニケーションがとれる、風通しの良い組織の在り方です。コミュニケーションと言っても、上部の意見・意志を下の者に伝達するだけの一方向では、改善も失敗に終わります。反対に、立場や部門を超えて、共通の目的のために協力し合える双方向のコミュニケーションが取れる組織風土ならを活性していくでしょう。

特に大切なのは、従業員・社員が言いたいことを言える風土づくりです。意見が経営陣に届く風通しの良さ。そして、彼らの意見を聞き入れる経営陣の懐の深さです。

現場で問題や悩みがあっても、無関心で改善しようとしない理由として、「やってもムダ」「努力の甲斐がない」というあきらめの気持ちがあります。しかし、たとえ末端の個人の意見でも、組織を変える原動力になれることを認識できれば、意識は変化していきます。まずは小さくても、改善の成果を実感できる実績を作る事です。その小さな快感が次の改善を生み出す原動力になります。

実は、現場でおこっている問題なとは、突き詰めたときに、経営そのものに関わりを持つケースがよくあります。業務改善をおこなうプロセスに「組織」「規程」「制度」の改善を伴うことがほとんどなのです。これは、経営側・組織側の課題とも言えますね。ですから、経営陣と従業員・社員間の「風通しの良さ」は必要不可欠。

風土づくりに大切なのは

  • 双方向のコミュニケーションがとれる環境
  • 従業員や社員が意見を自由に言える風土
  • 経営陣が聞き入れる度量があること

この風土づくりによって、問題に対しての興味がわきます。問題を自分のものとしてとらえるから考え、考えるから知恵を絞りだす。その知恵と皆の協力によって問題は解決できるのです。

そして、組織改善は

  • 簡単で身近な組織改善からはじめること
  • その都度、適度な目標を掲げて達成感を味わう
  • 繰り返し成長をし続ける組織改善文化を定着させる

組織一体となり、組織改善と風土づくりを成功させましょう。

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よくあるご質問

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    ②削減を希望するコストの契約書・請求明細から、取引先×単価×数量を把握し、個別に削減見込額を分析
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    コンサルティング契約はクライアント企業様と当社との包括契約となります。契約内容には、フィー体系やコンサル内容の規定をしております。具体的な内容については契約書のドラフト及び別紙「コンサルティングの進め方」にてご説明させていただきます。
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    コスト分析から削減手法の策定及び各業者や貸主との交渉は当社主導で実施いたします。(クライアントのご担当者様には同席をお願いしております)交渉の進め方は交渉前にクライアント様にご報告させていただき、ご了解の上で交渉に着手いたします。
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    コンサルフィーは削減が実現できた場合のみ発生いたします。
    1年間のコスト削減額の中からフィーが発生しますので、未来永劫フィーが発生するものではありません。